Last Updated on 2025年7月7日 by 管理者
「24キャッシュ」「プライムウォレット」「スピードペイ」などの、有名な現金化優良店を使ったクレジットカード現金化が一般的ですが、自分で行う現金化の手段を持っておくのも万が一のために役に立ちます。
今回のこの記事では、自分でできる現金化の1つの手段として、金の買い方と注意点、現金化に使うときのポイントを解説します。
クレジットカードで金を買う方法
クレジットカードで金を買う方法はありますが、一般的に資産形成に使用されている金地金は買えません。
金地金はインゴットと呼ばれる高純度の金を成形して保管し、金の純度やメーカー名などを記載したものです。
日本では田中貴金属や日本マテリアル、三菱マテリアルなどが金地金を現物取引で取り扱っていますが、どこもクレジットカードには対応していません。
また、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの証券会社でも金地金の取引をしています。
基本的に証券会社では金を現物として買って手元に置くのではなく、グラム単位で購入する仕組みになっています。
証券会社では積立投資信託ではクレジットカードによる入金ができる場合がありますが、ほとんどの証券会社ではクレジットカードを使えません。
ただ、楽天証券の「金・プラチナ取引」では純金積立の引き落としでクレジットカードを使用することができます。
積立額の0.5%の楽天ポイントも貯まるお得な方法です。
ただ、金の現物を引き出すためには現物受取手数料、本体消費税相当額、発送料を負担しなければなりません。
別の方法として金を金地金としてではなく、純金のネックレスやペンダントとして購入する方法があります。
AmazonやYahoo!ショッピング、楽天市場などのEモールでも24金インゴットを使ったアクセサリーなどが販売されています。
ネットショップではクレジットカードで支払える場合がほとんどで、少なくともこの3大ECモールなら問題ありません。
インゴットにこだわらないのなら金をクレジットカードで買えます。
また、オークションやフリーマーケット、リサイクルショップなどで購入する方法もあります。
金地金が出品・販売されることはほぼありませんが、金貨や純金のアクセサリーなどはよく出品されているので購入可能です。
店頭サービスではクレジットカードを使えない場合もありますが、インターネットオークションやネットショップであれば支払いに使う方法があるでしょう。
金を使ってクレジットカード現金化する時の注意点
クレジットカードで金を購入して売れば現金化が可能です。
クレジットカード現金化に金は適しているのかどうかが気になった人もいるでしょう。
ここでは金を使ってクレジットカード現金化をする際に知っておきたい注意点を説明します。
他の商品に比べて購入価格が高い
金をクレジットカード現金化で使うときには、購入金額が高いことに注意しましょう。
例えば、メイプルリーフ金貨の0.1オンスの金貨を使用したペンダントトップは6万円~10万円くらいの価格で販売されています。
ゴールドメッキをしているだけならあまり高くはありませんが、金の純度が高く、量が多くなると数十万円くらいになります。
まとまった金額を現金化したいときには適しているでしょう。
1万円くらいの少額のクレジットカード現金化にはあまり良い選択肢ではありません。
相場の変動が激しい
金は相場の変動が激しいので注意が必要です。
金相場はロンドン市場の相場によって動いている傾向が強く、イギリスポンドと日本円の為替レートによる影響も受けて日々変動しています。
日本市場での店頭小売価格は田中貴金属工業が発表している価格がよく利用されていますが、市場価格を加味して独自に決めているところもあります。
例えば、2023年5月10日には金の小売価格はこの時点で史上最高値の9,794円/グラムになりました。
その後、6月9日の時点では9,717円、買取価格は9,602円になっています。
つまり、買うタイミングが悪いと金そのものの価値が下がってしまうリスクがあります。
もちろん、価格が上がって得をする場合もありますが、相場が変動するのはクレジットカード現金化をするときには気を付けなければならない点です。
一日にして数百円くらい相場が動くこともあるので、大損してしまう可能性もあります。
クレジットカードで購入する方法が少ない
クレジットカード現金化では金が使いづらいのは紛れもない事実です。
クレジットカードで金を買う方法が少なく、費用対効果の高い金の商品を手に入れることは簡単ではありません。
証券会社を利用しても積立しかできず、金を送ってもらおうとすると数千円~数万円の費用がかかります。
クレジットカード現金化の効率を考えると、買いやすい方法が少ないのがデメリットです。
金の換金率は80%ほどとそこまで高くない
金の換金率は決して高いわけではありません。
純金のネックレスやペンダントトップを購入して売ったとしても、換金率は80%前後です。
もちろん、購入した金の商品に大きな付加価値があれば高く売れる可能性はあります。
ただ、もともと買う方法も流通商品も多くはないので、すぐにクレジットカード現金化をしたい場合には難しい場合が多いでしょう。
長い目で見ると換金率100%を超える可能性はある
金は長期的な視野を持つと換金率が100%を超える可能性があるのは魅力です。
すぐに売って現金化しようとすると80%ほどの換金率にならざるを得ないでしょう。
しかし、金の相場は変動していて、長期的に見ると上がってきています。
1998年には1グラム865円だったので、2023年まで持っていたとしたら10倍以上に価格が跳ね上がったことになります。
日々の金相場は上下に動いていますが、長期的には高くなっているので資産形成にはおすすめです。
1.3倍まで価格が上がれば、80%の換金率でも利益になります。
金を現金化するときは業者に買取してもらうのが安全
金でクレジットカード現金化をするときにはどうやって売るべきか迷う人も多いでしょう。
結論としては金を専門に取り扱っている業者に相談して買い取ってもらうのが安全で、確実に金の価値に基づく現金を受け取れます。
金の買取業者は金の含有量から金商品の買取価格を見積もるのが一般的です。
金商品が地金でもネックレスでも時計でも関係なく、金の価値を純粋に見て買取価格を決めています。
金の価値を考えて現金化に使おうと考えたならうってつけの買取依頼先です。
もしブランドの純金アクセサリーをクレジットカードで買ったなら、ブランド価値も評価してくれるブランド買取店を利用するのが良いでしょう。
金が欲しそうな人を探して売るという方法もないわけではありません。
しかし、個人間取引には必ずリスクがあります。
知人に売れば大丈夫と思うかもしれませんが、もし購入した禁制品がまがい物だったら信用を失ってしまうことになりかねません。
インターネットオークションなどでも支払いや配送でのトラブルが起こりやすいので、安全に取引できる専門業者に買い取ってもらいましょう。
クレジットカードで金を現金化する方法とその実態
クレジットカードで金を購入し、それを売却して現金化する流れやコツを具体的にご紹介します。
現金化に適した金の選び方と購入場所
金を現金化目的で購入する場合、手数料や換金率、信頼性を重視すると安心です。
- 地金(インゴット)タイプ:純度が高く査定しやすいため、換金率も比較的高く安定しています
- 金貨(コイン)タイプ:コレクター性や希少性でプレミアがつくことがあり、相場以上の買取価格となるケースがあります
- 量販店やオンラインショップ:販売価格や送料、手数料を事前に比較し、信頼できる業者を選びましょう
購入場所としては、大手宝飾店のほか、専門の地金ショップや証券会社の金取引サービスも候補になります。実店舗ならその場で持ち帰りつつ即日査定、オンラインなら価格比較やキャンペーン利用がしやすいです。
購入した金を高値で買い取ってもらう方法
購入後に高く売るには、以下のポイントを押さえると効果的です。
- 購入時の明細や保証書を必ず保管:正規品である証拠があると査定額がアップしやすいです
- 未使用・未開封の状態を維持:特にインゴットの箱や金貨のケースまでそろっていると買取業者の評価が高まります
- 相場が上昇しているタイミングを狙う:リアルタイムの金相場情報をチェックし、換金時期を検討しましょう
- 複数業者に査定を依頼:オンライン一括査定サービスなどを利用し、最も条件の良い買取店を選ぶのが大切です
金を使った現金化の換金率と実際にかかるコスト
金現金化の換金率は購入価格や売却先によって大きく異なります。以下の比較表を参考にしてください。
金の種類 | 換金率目安 | 実際にかかるコスト |
---|---|---|
純金地金(インゴット) | 93%~97% | 購入時のプレミアム料、買取手数料 |
金貨(コイン) | 90%~98% | 発売元マークアップ、コイン鑑定料 |
ジュエリー・アクセサリー | 80%~90% | 加工賃、再溶解手数料 |
実際には、購入時に〈仕入れプレミアム〉、売却時に〈査定手数料〉がかかります。両方を合算した総コストを考慮しないと、思わぬ損失を招くことがあるため注意が必要です。
金を使った現金化に潜む特有のリスクと注意点
現金化を試みる際は、金相場やカード利用状況、業者の信頼性など複数のリスク要因を理解しておきましょう。
金相場の変動による損益リスク
金は国際市況や為替の影響を受けやすく、短期間で価格が上下します。たとえば、購入直後に相場が下落すると、思わぬ含み損を抱えることもあるでしょう。必ずリアルタイムチャートを確認し、
- 購入から売却までの日数を最小限に抑える
- 相場変動リスクを許容できる範囲に設定する
ことをおすすめします。
高額購入によるカード利用停止リスクと個別利用限度額
クレジットカードで一度に高額の金を購入すると、カード会社が不正利用を疑い、利用停止や強制解約される可能性があります。特に
- ショッピング枠の80%以上を一度に使う場合
- 短期間に複数回高額取引が集中する場合
は要注意です。事前にカード会社の限度額や利用状況を把握し、分割購入や複数カードの併用でリスクを分散しましょう。
偽物や悪質業者による詐欺被害の可能性
金取引は高額取引なだけに、偽物の地金やケース、鑑定書が偽装されたジュエリーをつかまされる危険性があります。信頼できる業者を選ぶポイントは以下の通りです。
- 業界団体への加盟状況や認証マークの有無を確認
- オンラインレビューや口コミ評価をしっかり調べる
- できれば実店舗で実物を確認し、目視や機器による成分検査を依頼
以上の対策を取れば、詐欺リスクを大幅に減らすことができます。
金を使ったクレジットカード現金化に関するよくある質問Q&A
金現金化に関してよく寄せられる疑問にお答えします。
金(ゴールド)をクレジットカードで購入して現金化することはできますか?
はい、対応する販売店であれば金地金や金貨をカード決済で購入し、後日そのまま買取店で売却して現金化することは可能です。ただし、カード会社の規約違反になる場合がある点にご注意ください。
金を使った現金化の換金率はどのくらいですか?
目安として純金インゴットで93%~97%、金貨は90%~98%、ジュエリー類は80%~90%程度となります。実際のレートは購入価格や買取店の手数料で前後します。
クレジットカードで金を購入する際の注意点は何ですか?
高額決済になるため、以下を確認しましょう。
- ショッピング枠に十分な余裕があるか
- 利用明細に「金」購入と記載される点を理解しておくこと
- 分割払いやリボ払いに伴う利息負担
金貨や地金はクレジットカードで買えますか?
多くのオンラインショップやジェム・貴金属専門店で可能ですが、店舗によっては現金・銀行振込のみのところもあります。事前に支払い方法を確認しましょう。
金を使った現金化は他の方法と比べて効率的ですか?
金現金化はギフトカード現金化に比べて換金率が高い反面、相場変動リスクや手数料がかかる点に注意が必要です。リスク許容度とコストを勘案して選ぶとよいでしょう。
金を使った現金化でカードが利用停止になることはありますか?
高額連続取引や短期間での大量購入はカード会社の監視対象となり得ます。利用停止リスクを下げるためには、分散購入や定常的な他の買い物履歴を残す工夫が有効です。
金を使った現金化は安全な方法ですか?
金自体は価値保存性が高い資産ですが、取引や業者選びを誤ると詐欺や損失リスクがあります。信頼できる業者を選び、相場情報を把握したうえで行えば、比較的安全に現金化できるでしょう。
金を利用したクレジットカード現金化は時間に余裕がある人におすすめ
金はクレジットカードでは買いづらいですが、方法がまったくないわけではありません。
純金のアクセサリーなどはECモールで販売されているのでクレジットカード現金化に使えます。
ただ、金商品の買取相場はせいぜい80%くらいです。
ずっと金を持ち続けて、相場が上がるのを待とうと考えている余裕のある人におすすめの商品です。
すぐに現金が欲しいというときには相場変動リスクで損をすることがあるので、他の方法を選んだ方が無難でしょう。